パキスタンの裁判所は1月31日、在任中の公務上の贈り物の取り扱いに関連した汚職の罪でイムラン・カーン元首相に懲役14年の判決を下した。
イムラン・カーンに対する懲役刑の合計は24年に達した。写真:WSJ
彼の妻ブシュラ・ビビも贈り物の取引に関与したとして告発され、懲役14年の刑を宣告された。裁判所は懲役刑に加え、カーン氏とその妻に対し、今後10年間いかなる政治的公職に就くことも禁じた。
カーン氏が拘留されているパンジャブ州ラワルピンディー刑務所で行われた審問で言い渡された判決は、8月から投獄され、100件以上の容疑に直面している元首相の窮状をさらに悪化させるものとなった。
カーン氏とその妻に対する最新の判決は、同じくカーン氏が拘留されている特別法廷が、紛失したとみられる機密外交電報に関する国家機密の漏洩でカーン氏に有罪判決を下したわずか翌日に出された。カーン氏はすべての容疑を否認しており、弁護士は控訴する予定だと述べている。
パキスタンで長らく延期されていた総選挙が行われるわずか1週間前に、この2件の判決が連続して下されたことは、観察者らにとって重要なタイミングだとみられている。選挙への立候補は禁止されているものの、この71歳の政治家は依然として多数の有権者から非常に人気がある。
これは、トシャカハ事件におけるカーン元首相の2度目の有罪判決となる。この事件は、カーン元首相が国際的な指導者や政府高官から安価で複数の贈り物を購入し、申告せずに営利目的で転売したとの容疑がかけられている。
2018年から2022年まで首相を務めたカーン氏は、贈り物を購入する際に一部の贈り物を過小評価していたと非難されているが、一部は夫妻によって違法に保管または売却されていた。
カーン氏は8月にこの事件で当初懲役3年の判決を受けたが、高等法院が判決を覆し、捜査官らがサウジの皇太子から贈られカーン氏とその妻が保管していたとされる宝石に関する新たな証拠を提示したことで審理が再開された。
クアン・アン
[広告2]
ソース
コメント (0)