ドイツ政府当局者は、中国との新たな戦略の議論と策定においてまだ共通の基盤を見つけられていない。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は、ロバート・ハーベク副首相兼経済大臣、クリスティアン・リンドナー財務大臣と会談した。 (出典:T-online) |
ドイツの拡大された国家安全保障戦略が6月14日の内閣で議論される予定であると、ドイツ政府筋3人のうちの1人が明らかにした。わずか6日間(二国間協議までの期間)で中国との戦略を立てることはできなかっただろう」
与党連合は現在、対中国戦略をめぐって激しい議論を交わしている。緑の党が務める外務省と経済省は、北京との経済関係に関してより制限的な政策を支持している。ロバート・ハーベック副首相兼経済大臣は、機密技術やノウハウを保護するために中国で事業を行うドイツ企業による投資を審査するという考えを支持している。
一方、ドイツのオラフ・ショルツ首相は、戦略的資産とみなされているハンブルクのコンテナ港における中国の海運グループCOSCOによる投資プロジェクトを通じて経済を活性化させたいと考えている。
昨年、同首相はドイツ最大の貿易相手国であると同時に北京の競争相手であり戦略的ライバルでもある中国とドイツとの関係の見直しを命じた。
しかし、ドイツは、武器輸出や、攻撃を受けた組織に対してドイツがサイバー反撃を行うべきかどうかも含まれる、より広範な国家安全保障戦略を与党が発表するまで、対中戦略を発表しないだろう。
先週末、日本の広島で開催されたG7サミットで、ショルツ氏は中国への大規模な投資が今後も続くだろうと断言した。各国政府は世界第2位の経済大国へのエクスポージャーを減らそうとしている。
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