オースティン米国防長官はオンライン会議に出席し、今月初めの入院と情報隠蔽スキャンダル以来、初めて姿を現した。
「ウクライナ戦争では国際社会の安全が危機に瀕している。私はこれまで以上に同盟国やパートナーと協力し、ウクライナを支援する決意だ」とロイド・オースティン米国防長官は本日のオンライン会議で述べた。
オースティン長官が姿を見せるのは、1月初旬の入院と情報隠蔽スキャンダル以来初めて。長官は米国が先月発表したウクライナへの2億5000万ドルの軍事支援策に言及し、キエフへの防空システム支援の拡大を求めた。
国防長官は会議中に短い休憩を取ったが、自身の健康状態については言及しなかった。
ロイド・オースティン米国防長官は1月23日、バージニア州グレートフォールズの自宅からウクライナ防衛連絡グループのオンライン会議で開会の挨拶を行った。写真: AP
オースティン長官(70歳)は12月初旬に前立腺がんと診断された。12月22日に前立腺摘出手術を受け、翌日に帰宅した。 1月1日に合併症のため再入院し、尿路感染症と診断され、1月15日に退院した。
ホワイトハウスは1月4日にオースティン氏の容態を知り、議会は翌日にその知らせを知った。ジョー・バイデン大統領は1月9日に首席補佐官からオースティン氏の病気について知らされた。オースティン氏の入院に関する情報は副官から隠されていた。
オースティン長官は軍の指揮系統においてバイデン大統領の直下に位置し、国家安全保障上の危機に即座に対応する責任を負っている。米国防長官は、核攻撃が発生した場合に政府当局者と安全に通信する準備を整える必要があるが、病院の集中治療室ではそれはほぼ不可能だろう。
このスキャンダルにより、議員らの間ではオースティン氏の米軍指揮能力に対する懸念が高まり、辞任あるいは解雇を求める声が高まっている。下院軍事委員会は1月18日、国防総省長官に対し2月14日に証言するよう要請した。バイデン大統領は1月13日、オースティン国防長官による情報隠蔽は「誤った判断」だったとしながらも、依然として国防長官を信頼していると述べた。
ヌー・タム(ロイター、AFP通信による)
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