(ダン・トリ) - 衛星画像によると、ロシアは先週末のシリアのアサド大統領政権の崩壊後、シリアから軍の撤退を開始した模様だ。
12月6日、タルトゥースのロシア海軍基地の衛星写真(写真:ABCニュース)。
12月8日に反体制派が首都ダマスカスを制圧し、バッシャール・アル・アサド大統領の政権が崩壊した直後、イスラエルはラタキアやタルトゥースの軍港を含むシリア国内の軍事目標への攻撃を強化した。
ロシアは現在、地中海沿岸のタルトゥースの海軍基地とラタキア県のフメイミム空軍基地を含む2つの戦略的基地をシリアで運用している。さらに、ロシアはホムスとパルミラの軍用空港にも爆撃機を配備した。
ロシア外務省は、これらの施設がイスラエルの一連の攻撃の影響を受けたかどうかについてまだコメントしていない。
しかし、衛星画像では、モスクワは攻撃の2日前にシリアから軍の撤退を開始していたようだ。
12月9日、タルトゥースのロシア海軍基地の衛星画像には、数隻の軍艦が停泊していない様子が写っている(写真:Planet)。
プラネット・ラボの衛星画像には、タルトゥースに駐留する3隻の船が12月9日に出港し始める様子が写っている。ブラックスカイとプラネット・ラボによる衛星画像分析によると、ロシアは以前、タルトゥースに5隻の水上艦と1隻の潜水艦を配備していた。
タルトゥース基地は地中海におけるロシア唯一の修理・補給センターである。モスクワは、自国の軍事請負業者をアフリカに出入りさせるための中継地としてシリアを利用してきた。
マクサー・テクノロジーズが提供した別の衛星画像では、ロシア空軍基地に近いラタキアのアル・アサド空港の交通量が増加している様子が映し出されている。この作戦は、シリア反体制派が週末にアサド政権を打倒した後に行われたものとみられる。
ロシアからの情報によれば、シリア反政府勢力は外国軍が駐留している地域に進軍しているものの、戦闘は発生していないという。
これに先立ち、ロシア国営通信社TASSは「昨日、反体制派はタルトゥース市やジャブレ市を含むラタキア県を完全制圧した」と伝えた。
「反体制派の武装勢力は、通常通り活動しているロシア軍基地に侵入する計画はない」とタス通信は伝えた。
数十年にわたりアサド大統領政権の同盟国であったロシアは、基地の安全を確保するためシリア反政府勢力と合意に達しようとしていると言われている。
クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、ロシアとシリア反体制派との関係について話すのは時期尚早だと述べた。
ペスコフ氏は、これらの基地に関する協議はシリアの新指導者次第だと強調した。 「権力者らと真剣な対話を行えるようになるまでには時間がかかるだろう」と彼は付け加えた。
同氏は、シリア駐留のロシア軍が軍事基地の安全を確保するために必要なあらゆる措置を講じていると断言した。
クレムリン報道官はまた、ロシアはシリア情勢についてトルコと対話中であると述べた。 「シリアは非常に困難な不安定な時期を経験しており、この地域のすべての国との対話を維持することが重要だ。我々はこれを実行する決意であり、協議と分析を継続する」と彼は述べた。
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出典: https://dantri.com.vn/the-gioi/anh-ve-tinh-he-lo-cuoc-rut-quan-cua-nga-khoi-syria-20241211153407504.htm
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