モロッコの北アフリカ隣国アルジェリアは、壊滅的な地震の被害の救援のために救助隊を派遣した。
救助隊員らが9月9日、モロッコのアミズミズで地震の犠牲者を捜索している。 (出典:ロイター) |
9月11日、アルジェリア国営通信社APSは、北アフリカのモロッコで壊滅的な地震が発生したことを受けて、同国は国民保護・人道援助庁の介入・救助チームをモロッコに輸送するため、国家人民軍(ANP)空軍の航空機3機を確保したと報じた。
2機の飛行機は医薬品、ベッド、テント、食料を運び、もう1機は介入チームと装備、捜索救助犬を輸送する。現在、モロッコ外務省が飛行機の着陸を承認するのを待っている。これに先立ち、モロッコの法務大臣はアルジェリアからの援助を受け入れると発表した。
これに先立ち、アルジェリア赤新月社(CRA)のイブティサム・ハムラウイ会長は、「テント、ベッド、毛布、食料パッケージ、医薬品を含む100トンの援助物資が緊急活動のために確保され、要請があれば兄弟愛に満ちたモロッコ国民を支援する準備ができている」と発表した。
同日、ドイツ外務省報道官は、ラバトが援助の受け入れを拒否したことについて、「ドイツとモロッコの外交関係は非常に良好である」と述べ、ラバトはベルリンの援助の申し出に感謝していると語った。
「彼ら(モロッコ)は、例えば、どのような部隊をどこにどのように配備できるか、また、どのような輸送能力が利用可能かなど、非常に慎重に検討してきたと確信している」と報道官は強調した。
ドイツ政府は、2021年にアール渓谷で発生した壊滅的な洪水から、大規模災害では救助隊が互いに干渉しないように協調した援助が極めて重要であることを学んだと当局者は述べた。
ドイツは、要請があればモロッコを支援すると申し出ているフランスを含む数カ国のうちの1つである。パリは以前、ラバトに540万ドルの援助を提供するという約束を確認していた。モロッコは援助の必要性を評価し、他国からの援助を受け入れる前に救援活動の調整を重視している。
これに先立ち、9月10日、モロッコのテレビは、過去120年以上で最悪の地震で2,000人以上が死亡、2,000人以上が負傷し、その多くが現在危篤状態にあることを受けて、モハメド6世国王がスペイン、カタール、英国、アラブ首長国連邦(UAE)から援助を受けたことに感謝の意を表したと報じた。
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