中国の王毅外相は、イスラエルとガザ地区の危機について、米国のアントニー・ブリンケン国務長官と電話で協議した。
中国の王毅外相は10月14日、米国のアントニー・ブリンケン国務長官と電話会談した。(出典:AP通信、THX) |
中国外務省が10月14日に発表したところによると、電話会談は米国側の要請で行われたという。ブリンケン国務長官は中東訪問について報告し、イスラエルとハマスの間で進行中の紛争に関するワシントンの立場を伝えた。
王毅外相は、中国は民間人に危害を加えるいかなる行為にも反対し、国際法のいかなる違反も非難すると改めて強調し、国の安全を守るためには罪のない民間人に危害を加えることはできないと主張した。
「軍事的手段による打開策はなく、暴力に対抗するために暴力を用いるのは悪循環を生み出すだけだ」と中国のトップ外交官は強調した。
中国政府は、紛争が「激化しており、制御不能に陥る恐れがある」と警告し、「幅広い合意形成を促すため、できるだけ早く国際和平会議を開催する」よう求めた。
発表によると、両外相は米中関係についても言及し、王毅氏は米中関係は安定の兆しを見せていると述べた。
一方、 AFP通信によると、米国務省報道官のマシュー・ミラー氏は、ブリンケン国務長官がサウジアラビアを訪問しており、中国の同僚と1時間にわたる「生産的な」電話会談を行ったと述べた。
ここでブリンケン氏は中国に対し、中東における影響力を行使して全ての当事者に自制を促すよう求め、紛争の拡大防止は国際社会の共通の利益であると強調した。
両外相の電話会談は、10月7日にイスラエルとハマスとの衝突が勃発してから1週間後に行われた。双方からの最新情報によると、この衝突でパレスチナ人2,215人、イスラエル人1,300人以上を含む計3,500人以上が死亡した。
[広告2]
ソース
コメント (0)