ロシアが先月黒海穀物イニシアチブから撤退して以来、ウクライナの穀物輸出は影響を受けているが、ウクライナ農業省はこの問題について言及しなかった。
ウクライナの2023~2024年作物年度の初めから現在までの穀物総輸出量は、トウモロコシ127万トン、小麦97万7000トン、大麦32万9000トンとなっている。前年同期(2022年8月6日現在)には、トウモロコシ130万トン、小麦46万7000トン、大麦18万トンが輸出された。 2022~2023年の穀物輸出総量は約4,900万トンに達し、前年度比4,840万トンを上回る見込みだ。
穀物のほとんどは、ロシア・ウクライナ紛争勃発後にブロックされていたウクライナの穀物輸出を許可することで世界的な食糧危機を緩和することを目的として昨年7月に開始された「黒海穀物イニシアチブ」に基づき、黒海の深水港を通じて輸出されている。
しかし、ロシアは7月17日、国連とトルコが仲介した黒海穀物イニシアチブの協定において、ロシアの利益に関連する条項が履行されなかったため、協定から撤退した。
この取り組みの枠組みの中で、ロシアと国連はロシアの農産物と肥料の世界市場への供給を促進するための覚書に署名し、一方ウクライナは黒海を越えたウクライナからの食料と肥料の安全な輸出についてトルコと国連との間で協定に署名した。この協定は3回延長され、7月17日に失効した。
観測者らは現在、ロシアが協定から離脱すれば、特にロシアとウクライナからの安価な穀物に依存している国々にとって、世界の穀物供給に深刻な影響が出るのではないかと懸念している。 2022年2月下旬にロシアとウクライナの紛争が勃発すると、世界の穀物と肥料の価格は急騰し、記録的な高値に達した。
主要な穀物生産国であり輸出国でもあるウクライナの穀物生産量は、2021年の過去最高の8,600万トンから2022年には約5,300万トンに減少した。ウクライナ農業省は、今年の穀物生産量は約4,600万トンに減少する可能性があると述べた。
dangcongsan.vnによると
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