ウクライナ当局は、ロシアがドナウ川沿いの施設を含むオデッサ県のいくつかの港を攻撃するために無人機を使用したと述べた。
「敵はドナウ川流域の穀物貯蔵施設、生産・輸送施設を攻撃した。倉庫で火災が発生したが、すぐに消し止められた。消防士らは現場で活動を続けている」とウクライナ軍は8月23日に発表した。
ウクライナのオデッサ州知事オレグ・キペル氏は、空爆は3時間続いたと述べた。ウクライナ軍はその後、夜間の襲撃でロシアの無人機20機のうち11機を撃墜したと発表した。ウクライナの情報筋は、ドナウ川沿いの港が主な標的だったと語った。
ロシア国防省は上記の無人機攻撃に関する情報を公表していない。
8月16日、ロシア軍がウクライナのドナウ川沿いの港を空爆した後の被害。写真:ロイター
ロシアが黒海穀物イニシアチブからの撤退を発表して以来、ウクライナの穀物輸出の約4分の1が同国のドナウ川沿いの港を通過するようになった。その後、ウクライナの穀物ははしけでルーマニアのコンスタンツァ港まで輸送され、その後他の目的地へと運ばれます。
ウクライナは8月2日、ロシアがオデッサ州イズマイールのドナウ川港の穀物倉庫を無人機で襲撃し、4万トンの貨物を破壊したと非難した。ロシア国防省は後に、攻撃の場所は外国人傭兵の隠れ家とウクライナの武器庫だったと主張した。
8月13日、巡視船ヴァシリー・ブィコフ号は、ウクライナのイズマイル港に向かう途中、トルコ企業が所有しパラオ国旗を掲げていた貨物船「シュクル・オカン」号に警告射撃を行い、同船を停泊させた。その後、ロシアのヘリコプターがロシア兵を乗せてシュクル・オカン号を検査し、その後、同船の航行を許可した。
ロシア国防省は、シュクル・オカン号の船長が停船命令に従わなかったため、兵士らが警告射撃を行ったと発表した。トルコ当局は8月17日、黒海での緊張の高まりを避けるため、ロシアに対しシュクル・オカン査察と同様の行動を取らないよう警告したと発表した。
場所:オデッサ州。グラフィック: RYV
グエン・ティエン(ロイター通信による)
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