中国は、米国中央情報局のためにスパイ活動を行ったとされる中国人に対する捜査を開始した。
中国国営テレビ局CCTVは8月21日、中国当局が米中央情報局(CIA)のスパイ容疑で国民を捜査していることを確認した。
中国国家安全保障当局は8月11日、かつて軍需産業企業に勤務していた曾姓の人物がイタリアでCIA職員に採用されていたことを発見したと発表した。
中国の治安当局者によると、会食や外出、オペラ鑑賞などを通じて曽氏とCIA工作員は親密な関係を築き、曽氏は次第にCIA工作員に「精神的に依存する」ようになっていったという。
「曽氏の政治的立場を揺さぶることに成功した後、CIA工作員は曽氏から中国軍に関する機密情報を求めた」と中国当局者は付け加えたが、事件がいつ起きたかは明らかにしなかった。
河南省洛陽の中国警察。写真:ロイター
曽氏は米国とのスパイ協定に署名し、中国に帰国する前に訓練を受けたとされている。この人物はまた、中国からの情報提供と引き換えに、巨額の金銭と家族との米国への移住を約束されていた。
声明ではゼン氏の性別は明らかにされていないが、1971年生まれで、CIAエージェントの名前はセスだと言われている。
米国はこの事件に対してまだ反応を示していない。
ワシントンはまた、今月初め、米軍の機密情報を中国政府に漏らした容疑で海軍水兵の趙文衡氏と魏金超氏を逮捕した。
米中関係は貿易、台湾、香港、新型コロナウイルス感染症の発生源などの問題をめぐり長年緊張している。両国はまた、お互いが相手に対するスパイ活動に関与していると非難した。
ゴック・アイン氏(ロイター通信による)
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