(CLO)ロシア外務省は12月24日、ロシアの貨物船「ウルサ・マジョール」が地中海を航行中に機関室で爆発が発生し、沈没し乗組員2人が行方不明になっていると発表した。
ロシア外務省危機管理センターの情報によると、12月23日、船「ウルサ・マジョール」が事故に遭い、大きく傾いた後、スペインとアルジェリアの間の海域で沈没した。別の船から撮影されたビデオ映像には、信号が失われる前に、ウルサ・メジャー号が右舷に大きく傾き、船首が通常よりも深く沈んでいる様子が映っている。
乗組員16人のうち14人はスペイン海軍を含む国際救助船によって救助された。メンバーらは医療と援助を受けるため、スペインのムルシア自治州にあるカルタヘナ港に移送された。
さらに2人の乗組員がまだ行方不明となっている。ロシアとスペインの当局は、残りの人々の捜索と救助に向けて連携を続けている。
ロシアの貨物船「ウルサ・メジャー」。写真 Marinetraffic
事故前、ウルサ・メジャー号は12月11日にサンクトペテルブルク(ロシア)の港を出港した。同船が最後に信号を送信したのは12月23日22時4分(GMT)、スペインとアルジェリアの間の海域にいるときだった。同船は当初、1月22日に極東のウラジオストク港に入港する予定だった。同船は、ウラジオストク港に設置される予定の巨大クレーン2基と、新型砕氷船の部品を積載していた。
2009年に建造されたウルサ・メジャーは、ロシア国防省傘下で軍事輸送サービスを提供するオボロンロジスティカが所有する大型貨物船である。
オボロンロジスティカは事件を認めたが、爆発の原因についての詳細はコメントを控えた。同社によれば、「ウルサ・メジャー」は以前は「スパルタIII」として知られており、ロシアの重要な軍事・インフラプロジェクト向けの貨物輸送に関連した数多くの業務に携わっていたという。
この事件はロシアの近年の海上史上における重大な事故の一つであり、特に敏感な国際水域における海上安全状況に国際的な注目を集めている。
ロシアとスペインの当局は爆発の原因と事故前の船の安全状態について引き続き調査を行う。この情報は、調査結果が判明次第、公表される予定です。
ホアイ・フオン氏(タス通信、ロイター通信による)
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出典: https://www.congluan.vn/tau-cho-hang-nga-chim-o-dia-trung-hai-2-thuy-thu-mat-tich-post327251.html
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