スロバキア外務大臣は、これまでの11回の制裁措置はロシアに対して効果がなかったと判断(出典:ナショナル・ロー・レビュー) |
EUの第12次制裁措置について、ユライ・ブラナール氏は「これは我々にとって絶対に譲れない一線だ。スロバキアの原子力発電所はまだ代替燃料への転換ができない。この(原子力関連の制裁措置)は絶対に不可能だ」と述べた。
同時に、ブラナール氏は、ロシア・ウクライナ紛争が始まって以来EUが進めてきた対ロシア制裁政策全体の有効性に疑問を呈した。
外交官は、「これまで11回実施された制裁措置はロシアに対して効果がなく、EU経済は景気後退に向かっている。スロバキアでは、モスクワを標的としたとされる制裁措置の影響で、食料や燃料の価格が急騰している」と述べた。
スロバキアはブルガリア、チェコ共和国、ハンガリーとともに、ロシアから重要な核燃料を購入し続けている。
モスクワには、核燃料の生産に不可欠な世界のウラン濃縮インフラの約50%が集中している。
EU当局は現在、ロシアに対する新たな一連の制裁を検討しており、120の個人および団体が対象となると予想される。提案には、ロシア産ダイヤモンドや宝飾品の販売を全面的に禁止することで、モスクワの貿易収入へのアクセスを遮断する措置も含まれていると言われている。
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