2月4日、米上院は数ヶ月に及ぶ交渉の末、国境警備の強化やウクライナとイスラエルへの援助を含む1180億ドルの安全保障法案を発表した。
米国上院多数党院内総務のチャック・シューマー氏は、新たな安全保障法案は非常に重要であると述べた。 (出典:AP通信) |
この法案には、国境警備費202億3000万ドルに加え、ロシアとの紛争におけるウクライナへの援助600億6000万ドル、イスラエルへの安全保障支援141億ドル、米中央軍(CENTCOM)と紅海紛争への24億4000万ドルが含まれている。
米国はまた、中国からの侵略に直面しているインド太平洋地域のパートナーを支援するために48億3000万ドルを費やす計画だ。
情報筋によると、この法案にはガザ地区、ヨルダン川西岸地区、ウクライナの民間人への人道支援に充てる100億ドルも含まれている。
上院多数党院内総務のチャック・シューマー氏は、法案の最初の採決は遅くとも2月7日までに行われると述べたが、超党派の反対に直面している。
「この法案の優先事項は無視するには重要すぎるし、政治に邪魔をされてはいけないほど重要だ…米国と同盟国は、時には敵国と連携して複雑な課題に直面している」とシューマー氏は述べた。
ロイター通信は、大統領候補のドナルド・トランプ氏や共和党強硬派の反対により、この法案の将来は不透明だと報じた。
共和党は、民主党がメキシコ国境からの移民を抑制する措置を求める共和党の要求を受け入れるまで、ジョー・バイデン大統領によるウクライナへの600億ドルの追加援助要請を承認することを拒否している。
最近、欧州連合(EU)はウクライナに対する500億ユーロ(540億ドル)の援助パッケージに合意し、米国がキエフに対する新たな援助パッケージを承認する勢いが生まれた。
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