国際メディアは、ガザ地区を支配するハマスが1月2日、レバノンのベイルートの南郊で起きた攻撃で副指導者サレハ・アルーリ氏が死亡したと発表したと報じた。
ハマス副指導者サレハ・アルーリがレバノンで暗殺された。 (出典:ワタン) |
ハマス筋によると、サレハ・アル・アルーリ氏はベイルートの南郊外へのイスラエルの無人機攻撃で死亡した。
ベイルートの治安当局高官は、このハマス幹部のボディーガード数名もイスラエル軍の攻撃で死亡したと明らかにした。
同日、レバノンの国営通信社( NNA )は、イスラエル軍がレバノンの首都ベイルートにあるイスラム主義組織ハマスの事務所を攻撃し、4人が死亡、数人が負傷したと報じた。
攻撃は、イランが支援するヒズボラの拠点であるベイルート南部郊外ダヒエのアル・ムシャラフィヤで発生した。
AFP通信によると、ハマスは、レバノンでの副指導者の暗殺は、同組織がイスラエル軍と戦っているガザ地区での「勇敢な抵抗を弱めるものではない」と宣言した。
一方、匿名のパレスチナ情報筋は、ハマスがガザ停戦の仲介役であるカタールとエジプトに対し、停戦合意に向けたイスラエルとの交渉をすべて中止すると通告したと述べた。
イスラエルはこの事件についてまだコメントしていない。
この最新の緊張激化を受けて、パレスチナのモハメド・シュタイエ首相はハマス副指導者サレハ・アルーリ氏の「暗殺」を非難し、「その後に起こりうるリスクと結果」について警告した。
イラン国営メディアは、外務省報道官ナセル・カナニ氏の発言を引用し、同氏はこの事件がイスラエルに対する抵抗をさらに煽ることになるだろうと警告するとともに、レバノンの主権と領土保全の侵害を非難した。
一方、レバノンのナジブ・ミカティ首相は、自国で起きた暗殺事件に警戒し、この攻撃はベイルートをイスラエルとハマスの紛争に引き込むのが「目的」だと述べた。
また1月2日、国連のフロレンシア・ソト・ニニョ副報道官は、レバノンでのハマス指導者サレハ・アルーリ氏の暗殺は、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が警告していたように、ガザ紛争が地域全体に広がるリスクを明確に示したと述べた。
ニノ氏は、国連はすべての当事者に対し、自制し緊張を緩和するよう求めたと述べた。
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