12月1日、ベトナム若手医師協会の常任副会長兼事務局長で薬剤師のグエン・フー・トゥ氏は、 「毎日健康に暮らす - より健康なベトナムのために」というプログラムシリーズで、6つの省と市の約11,000人を対象に、H.ピロリ菌(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの主な原因の1つ)と非感染性疾患の検査を行う予定であると述べた。
過去2週間で、医師らは4つの省と市(ハイフォン、タインホア、ゲアン、ダナンを含む)で4つのプログラムを実施し、約5,000人に対して診察、検査、無料の医薬品の提供、贈り物の贈呈を行った。
注目すべきことに、地域のスクリーニングの後、医師らはヘリコバクター・ピロリ(H. pylori)菌の陽性例を 973 件発見しました。ベトナムではピロリ菌感染率が高く、ホーチミン市でのこれまでの研究では成人人口の約70%がこの細菌に感染していると推定されています。ピロリ菌に感染した人のほとんどには明らかな症状はありませんが、約10~20%の人が消化性潰瘍を発症するリスクがあり、1~2%は胃がんに進行する可能性があります。
医療スタッフは検査に来るよう人々に勧めています。 (写真:LH)
「ベトナムでは抗生物質耐性のレベルが高く、効果的な治療が困難になっている。さらに、治療後のピロリ菌再感染率も懸念されます。 2005年の研究では、平均して11か月の治療後、ピロリ菌の再発率は23.5%であることが示されました」とトゥ氏は述べた。
スクリーニングプログラムでは、医師らは空腹時血糖異常の兆候のある人721人(15%)を発見し、血圧測定値が異常な人963人が心電図で再検査され(20%)、脂質異常症の人は1,585人(33%)、尿酸異常の人は111人(0.2%)であった。
ベトナム若手医師協会会長のハ・アン・ドゥック博士によると、健康は各個人の貴重な財産であるだけでなく、コミュニティや社会全体の持続可能な発展の基盤でもあるという。
「近年、ピロリ菌によって引き起こされる癌、心血管疾患、糖尿病、胃腸疾患などの非感染性疾患が、世界保健とベトナムにとって大きな負担となっている。」 「これらの病気の早期発見と予防に対する意識を高めることは極めて重要です」とドゥック氏は語った。
ヌーローン
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