4月15日、ニューヨークでの裁判に臨むトランプ氏
AFP通信は4月15日、ドナルド・トランプ前米大統領がマンハッタン(米国ニューヨーク州ニューヨーク市)の裁判所に出廷し、米国史上初めて刑事事件の裁判に出廷した元大統領となったと報じた。
「これは 政治的迫害だ」と記者団に語り、この裁判は「アメリカに対する攻撃だ」と付け加えた後、青いスーツと赤いネクタイ姿で法廷に入った。
その後、元大統領は厳しい表情で9列の木製のベンチの前を通り過ぎ、弁護団に続いて法廷に入った。
トランプ氏は5月まで続くと予想される裁判に出廷する必要がある。陪審員の選出には約1週間かかり、その後に証人証言が行われる予定だ。
同氏は、2016年の選挙戦を土壇場での混乱から守るため、アダルト映画女優ストーミー・ダニエルズとの不倫疑惑を隠蔽しようと企み、事業記録を偽造したとして告発されている。
公聴会で、フアン・メルチャン判事は判事の交代を求めるトランプ氏の要求を却下した。トランプ氏は以前、マーチャン氏の娘が民主党を顧客とする政治コンサルティング会社で働いており、利益相反があるという理由で別の判事を交代させることを提案していた。
口止め料事件は、2020年米国大統領選挙の結果を覆すために共謀したとの容疑での訴追を含む、彼が直面している4つの刑事事件の1つである。
口止め料訴訟で有罪判決を受けた場合、トランプ氏は数年の懲役刑に直面する可能性があるが、観測筋はそうなる可能性は低いと見ている。
それでも、トランプ氏が有罪判決を受ける可能性は、11月の米国大統領選挙をさらに予測不可能なものにしている。
選挙陣営は、トランプ氏が大統領のような姿をした動画を公開し、支持者らに対し「彼らは私の自由を奪おうとしているが、私は決してあなた方の自由を奪わせない」と警告した。
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