ロイター通信によると、ジョー・バイデン大統領の政権はトランプ氏の弁護士に対し、同氏が起訴されたことを伝えたとトランプ氏はソーシャルネットワーク「トゥルース・ソーシャル」に書き込んだ。
「元米国大統領にそんなことが起きるとは思ってもみなかった」とトランプ氏は書いた。トランプ氏はまた、6月6日にフロリダ州マイアミの連邦裁判所に出廷するよう召喚されたとも記した。 「私は無実だ」とトランプ氏はトゥルース・ソーシャルに書いた。
これに先立ち、複数の米国メディアはトランプ氏が機密文書の取り扱いと司法妨害に関連した7つの罪で起訴されたと報じていた。ロイター通信は本日6月9日、複数の情報筋の話として、トランプ前大統領が政府の機密文書を隠蔽し司法を妨害したとして連邦大陪審に起訴されたと報じた。
ドナルド・トランプ前米大統領は4月4日、ニューヨーク市マンハッタン刑事裁判所に到着した。
トランプ氏の弁護士はコメントの要請にすぐには応じなかった。トランプ大統領の機密文書の取り扱いに関する捜査を担当するジャック・スミス特別検察官の報道官もコメントを控えた。
米司法省は、トランプ大統領が2021年にホワイトハウスを去った後に保管していた機密文書を不適切に取り扱ったかどうかを調査している。
ＦＢＩ捜査官は昨年、連邦裁判所に提出した宣誓供述書の中で、妨害行為や機密記録の不法保管など、複数の犯罪が行われたと信じるに足る根拠があると述べた。
ほぼ1年前、捜査官らはフロリダ州にあるトランプ氏の別荘「マール・ア・ラーゴ」から約1万3000点の書類を押収した。その中には秘密とされた記録が100件含まれていたが、トランプ氏の弁護士の一人は以前に、機密記録はすべて政府に返還されたと述べていた。
トランプ前大統領は以前、文書を保管していたことを擁護しており、これは大統領在任中に文書を機密解除したことを示唆している可能性がある。しかし、ロイター通信によると、トランプ氏はこれに関する証拠を提示しておらず、弁護士らは法廷文書で関連する主張をすることを拒否している。
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