ドイツのアンナレーナ・ベアボック外相は11月3日、アルメニアとアゼルバイジャンに対し、国際社会の仲介による和平交渉を再開するよう呼びかけた。
ドイツのアンナレーナ・ベアボック外相(左)は11月3日、アルメニアを訪問した際に演説した。(出典:1lurer.am) |
この呼びかけは、バクーがナゴルノ・カラバフ地域をアルメニア系分離主義者から奪還してから数週間後に行われた。
ドイツ外相はアルメニア訪問中に「欧州理事会議長シャルル・ミシェルの平和的努力は、平和への架け橋であり、最速の解決策でもある」と述べた。
「だからこそ」「新たな交渉ラウンド」が重要なのだ、とベアボック氏は主張し、ドイツは「アルメニアとアゼルバイジャンの間の誠実な仲介者として両当事者に肩を並べている」と付け加えた。
同日、ドイツ外相は、カラバフにおける最近の緊張から生じた難民危機に対処するアルメニアを支援するため、930万ユーロの追加援助を行うことも約束した。
計画によれば、バーボック氏は11月4日にバクーに行き、アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相と会談する予定だ。
コーカサス山脈に隣接する両国は、アゼルバイジャンのアルメニア人が多数を占める地域の支配をめぐって数十年にわたり紛争を繰り広げている。この地域は、9月にバクーが電撃戦で奪還した。
アルメニアとアゼルバイジャン間の包括的和平協定締結を目指した西側諸国の仲介による交渉は、これまでのところ進展をみせていない。
[広告2]
ソース
コメント (0)