米国は、北朝鮮の兵器開発計画に資金を流用したとして、ロシアとアラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置く6人の個人と2つの団体に対する制裁を発表した。
米国は北朝鮮の核兵器開発を抑制するため、一連の制裁を課した。 (出典:ロイター) |
ロイター通信は、米財務省が3月27日に声明を発表し、今回の措置は韓国と連携して行われたと報じた。
制裁対象者リストに載っている6人には、ユ・プ・ウン、リ・トンヒョク、ハン・チョルマン、オ・インチュン、ジョン・ソンホ、ジョン・ヨンゴンが含まれている。
制裁対象となったのは、ロシアのウラジオストクに拠点を置くAlis LLCと、アラブ首長国連邦に拠点を置くPioneer Bencont Star Real Estateである。両社は、北朝鮮軍と関係があるとされる企業、チンヨン情報技術協力会社と提携している。
米財務省によると、2023年5月に米国から制裁を受けたチンヨンは、企業と代理店のネットワークを利用して、海外にいる北朝鮮のIT労働者の代表団を管理している。
この発表は、米国と韓国が今週、北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁を逃れて石油を購入するのを防ぐための新たなタスクフォースを設置したことを受けて行われた。
また、北朝鮮情勢に関連して、3月28日、朝鮮中央通信(KCNA)は、ロシアの対外情報局長セルゲイ・E・ナルイシュキン氏が3月25日から27日にかけて平壌を訪問し、ホスト国の国家保衛相リ・チャンデ氏と会談したと報じた。
朝鮮中央通信は、「会談で双方は、朝鮮半島とロシアをめぐる現在の国際情勢と地域情勢について互いに見解を伝え、敵対勢力によるスパイ活動や陰謀の増加に対処するための協力をさらに強化することを目指した実際的な問題について広範かつ徹底した議論を行った」と伝えた。
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