ジョー・バイデン米大統領は、イスラエルとイランの緊張が高まっている中、8月5日に国家安全保障チームと会談し、中東情勢について協議する予定。
カマラ・ハリス米国副大統領もシチュエーションルームでの会議に出席する予定。バイデン氏は会談前にヨルダンのアブドラ2世国王と電話会談する予定だ。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は8月4日の閣議で、同国はイランとその代理勢力と「多方面」で戦争状態にあると述べた。
イスラエルの北にはレバノンがあり、先週そこでヒズボラの上級司令官がイスラエルによって暗殺された。南にはガザ地区があり、そこでイスラエルはハマスとの戦争を繰り広げている。さらに東にはイランがあり、そこではヒズボラ幹部の暗殺からわずか数時間後にハマスの最高政治指導者の暗殺が起こった。
2024年5月8日撮影。USSエイブラハム・リンカーンとその打撃群。写真:ゲッティイメージズ
イスラエルが実効支配するゴラン高原へのロケット弾攻撃で12人の子供が死亡した直後に起きたこの2件の暗殺は、すでに不安定な中東で全面戦争の可能性を高めた。
イランの最高指導部はハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏の暗殺を受けて「復讐」を誓い、一方イスラエルはいかなる報復攻撃に対しても自国を防衛する用意があると表明した。
一方、米国は事態を「鎮静化」させようとしている。ホワイトハウスのジョナサン・ファイナー国家安全保障担当副大統領補佐官は8月4日、CBSのインタビューで「全体的な目標は、この地域での緊張を緩和し、こうした攻撃を抑止・防衛し、地域紛争を回避することだ」と述べた。
国防総省は8月2日の声明で、USSエイブラハム・リンカーン航空母艦打撃群が西太平洋を離れ、USSセオドア・ルーズベルト群と交代するため第5艦隊の作戦地域に移動すると発表した。ルーズベルト隊は7月初めにUSSジェラルド・R・フォード隊と交代するために到着したばかりで、この地域に滞在したのはわずか3週間ほどだった。
さらに、米国防総省は、この地域に弾道ミサイル防衛能力を備えた追加の巡洋艦と駆逐艦の配備も命じた。こうした動きは、イランによる報復からイスラエルを守るのに役立つと期待されている。
イスラエルのメイル・アミット情報センター(ITIC)によれば、イランとその代理組織、特にヒズボラは、おそらく協調的な形で、ミサイルとドローン攻撃でイスラエルに反撃すると予想されている。
イランによるイスラエルへの最近の大規模攻撃は4月に発生し、かなり前から発表されていた。数百台のドローンやミサイルが投入された大規模な攻撃では、イスラエルは慎重に準備された防衛活動により被害を回避した。アナリストらによると、今回はイラン側が早期警告を発していたかどうかは不明だという。
ホワイトハウス当局者のジョナサン・ファイナー氏は「米国は再びこのような事態が起きた場合に備えて準備を整えておきたい」と述べた。
バイデン氏はこれに先立ち、8月3日にイランがイスラエルへの報復攻撃の脅しを「控える」よう期待すると述べたが、同時にイラン側が攻撃を止めるかどうかは「分からない」とも認めた。
ミン・ドゥック(マリタイム・エグゼクティブ、RTE、ワシントン・エグザミナーによる)
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出典: https://www.nguoiduatin.vn/my-tim-cach-ha-nhiet-cang-thang-o-trung-dong-20424080511571615.htm
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