ロイター通信によると、フランス、ドイツ、イタリアの首脳は、セルビアに対し、2008年に独立を宣言したものの、セルビア政府は依然としてコソボをセルビアの自治領とみなしているコソボを「事実上承認」するよう求めた。
具体的には、10月27日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのオラフ・ショルツ首相、イタリアのジョルジア・メローニ首相は、各政党がこれまでの約束を果たす時が来たと述べた。
10月12日、パリのエリゼ宮でフランスのエマニュエル・マクロン大統領
欧州各国首脳はまた、コソボのアルビン・クルティ首相に対し、北部のセルビア人が多数を占める自治体連合を結成し、地元セルビア人に一定の自治権を与えるよう、長年にわたり求めてきたことを繰り返した。
欧州3カ国の首脳による共同声明は、セルビアとコソボ両国との会談後に出された。この動きは、ここ数カ月の一連の暴力事件を受けてセルビアとコソボの間で紛争が再発するリスクに対する国際的な懸念が高まったことを受けて行われた。
緊張の多くは、セルビア人が多数を占めるコソボ北部に集中している。コソボの残りの地域は主にアルバニア系民族が住んでいる。
セルビアとコソボは、この事態を解決するためにEUの仲介による協議を何年も続けてきた。しかし、一時的に緊張が緩和したとしても、対話再開の見通しは依然として暗いとフィナンシャル・タイムズは伝えている。
セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領はこれに先立ち、公式にも非公式にもコソボを承認しないと述べていた。
コソボで民族間の緊張が高まっているのはなぜですか?
EUはこれまで、コソボの事実上の承認というデリケートな問題を回避してきたが、フランス、ドイツ、イタリアの首脳は、セルビアにそうすることを期待していることを明確にし、ヴチッチ大統領への圧力を強めている。
セルビアとコソボの両国がEU加盟を望んでいることに関して、EUは加盟前に両者が相違点を解決する必要があると主張した。
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