日本の6月のコアインフレ率は3.3%で、米国より0.3ポイント高く、2015年10月以来の高水準となった。
新たに発表されたデータによると、日本の6月のコアインフレ指数(生鮮食品価格を除く)は5月に比べて0.1%上昇し、3.3%となった。主な理由は電気料金の高騰です。この増加率は日本銀行(BOJ)の予想(3.5%)よりもまだ低い。
一方、米国のインフレ率は6月に3%だった。こうして、日本のインフレ率は8年ぶりに米国のインフレ率を上回った。
7月20日、日本政府は今年のインフレ率が日銀の目標である2%を上回る2.6%に達する可能性があると予測した。同時に、成長目標は1.5%から1.3%に引き下げられた。
過去30年間デフレが続いている日本では、2022年後半から物価圧力が高まり、まだ止まっていない。ここ数週間の円の値動きにより、日銀が今年後半に金融緩和の姿勢を変えざるを得なくなるとの市場の憶測がさらに高まっている。
今週、日本銀行の上田一男総裁は来週の会合でも金融緩和策を維持する意向を示した。上田氏のこの動きにより、先週は円高の兆しがあったにもかかわらず、円は米ドルに対して下落した。
第一生命経済研究所の主任エコノミスト、新家芳樹氏は、3~4%のインフレ率は「もはや低くない」と述べた。 「企業はコスト負担を消費者に転嫁する傾向があるため、当局は慎重に行動する必要がある」と同氏はコメントした。
現在、マイナス金利を導入している国は世界で日本だけです。しかし、金利を過去最低水準に維持することは、彼らの政策を世界的な引き締めの波と矛盾させることになる。現在の状況では、インフレデータにより日銀が金融政策を調整する可能性が高まっており、世界金融に一定の影響を及ぼす可能性がある。
ミン・アン(フィナンシャル・タイムズ紙による)
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