ドイツは公的債務改革計画を発表した。 (出典:ゲッティイメージズ) |
リンドナー大臣は、ドイツの「債務ブレーキ」規則に基づき政府が毎年どの程度の新規借り入れが認められるかを数値化するため、経済計算の要素を改訂する予定であると述べた。
同氏は、改革は来年実施され、ドイツ経済研究所が再び景気後退に陥ると予測している2024年に政府は支出面でより柔軟に対応できるようになると述べた。
しかし、自由民主党(FDP)所属のドイツ財務大臣は、気候保護への投資に対する支出制限を免除する提案を含む「債務ブレーキ」規制のさらなる変更には同意しないと強調した。
一方、FDPの連立パートナーであるオラフ・ショルツ首相率いる社会民主党とロバート・ハーベック経済相率いる緑の党は、債務規制改革の強化を求めている。
ドイツ憲法に定められている「債務ブレーキ」条項は、緊急事態を除き、連邦財政赤字を国内総生産(GDP)の0.35%に抑えるというものだが、この条項は、1カ月に及ぶドイツの財政危機における大きな政治問題となっている。
政府は予算協定に基づき、ロシアとウクライナの紛争、エネルギー危機、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより今年と前年に一時的に停止していた「債務ブレーキ」規則を2024年も維持することに合意した。
ドイツ経済研究所(IW)は、最近の政府予算危機による不安定さにより、欧州最大の経済大国ドイツが2024年に0.5%縮小する可能性があるとする報告書を発表した。
(DW、VNAによる)
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