トルコ議会の外交委員会は12月26日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)への加盟を承認した。
トルコ議会外務委員会は12月26日、アンカラでスウェーデンのNATO加盟を認める決定を承認した。(出典:BSS/AFP) |
この決定により、スウェーデンはウクライナでの軍事紛争勃発以来求めてきたNATO加盟に一歩近づいた。
スウェーデンのNATO加盟申請は次に、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領率いる与党連合が多数派を占めるトルコ議会で議論される予定だ。
ストックホルムはNATOに「足を踏み入れる」前に、この会期が終わるのをまだ待たなければならない。アンカラはまだ会談の日程を決めていない。
スウェーデンは、ロシアのウクライナでの軍事作戦に対する安全保障上の懸念から、フィンランドとともに2022年にNATOに加盟することを申請している。
当時、トルコはフィンランドのNATO加盟を承認したが、スウェーデンの申請には反対し、ストックホルムが、トルコ政府が2016年のクーデター未遂事件の首謀者として疑われている聖職者フェトフッラー・ギュレン師に近い一部のクルド人組織やグループなど、トルコ政府がテロリストとみなすグループを保護していると非難した。
スウェーデンのNATO加盟申請がトルコ議会で承認されれば、エルドアン大統領が署名して法律として発効し、トルコの一部同盟国をいらだたせ、西側諸国との関係を緊張させてきた19カ月に及ぶプロセスに終止符が打たれることになる。
トルコに加えて、ハンガリーもスウェーデンのNATO加盟をまだ承認していない。しかし、アンカラは依然として、ストックホルムがNATOに加盟し、バルト海地域での軍事同盟の能力強化に貢献する上で最大の障害であるとみられている。
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