10月30日(現地時間)に行われたこの発表は、マイク・ジョンソン新下院議長の下で共和党が行う最初の重要な政策措置の一つとみなされている。
ジョー・バイデン米大統領はイスラエル、ウクライナ、国境警備への支援を含む1060億ドルの財政支援策を要求しているが、この単独の補足支出法案はイスラエルのみを対象としている。
アメリカ合衆国議会議事堂。 (写真:ロイター)
先週下院議長に選出される前にウクライナへの援助に反対票を投じたジョンソン氏は、ロシアとの紛争中にウクライナに送られた資金についてより詳細な説明を求め、「イスラエルは別の問題だ」と述べた。
ジョンソン氏は、10月7日のハマス軍による攻撃を受けて、イスラエルへの支援強化を米国の国家安全保障上の最優先事項にすべきだと付け加えた。
ホワイトハウス報道官のカリーヌ・ジャン=ピエールは、共和党が「国家安全保障を 政治利用している」と非難する声明を発表した。
「下院共和党は、国家安全保障の保護や自然災害への対応は他のプログラムの削減にかかっていると示唆することで危険な前例を作っている」と、下院議員は述べた。下院歳出委員会の民主党筆頭理事、ローザ・デラウロ氏。
この提案が法律として成立するには、バイデン大統領の署名を得る前に下院と上院を通過する必要がある。
下院規則委員会は11月3日に共和党のイスラエル支援法案を審議する予定だ。
バイデン大統領はこれまで、議員らがそれぞれの問題について個別に投票するのではなく、1060億ドルの緊急予算案の中でウクライナとイスラエル両国への共同支援策を求めていた。
バイデン政権は今月初め、ロシアとの紛争でウクライナに614億ドル、イスラエルに143億ドル、両国への人道支援に92億ドルの追加資金援助を行う計画も発表した。
米議会は、昨年2月下旬にロシアとの紛争が勃発して以来、ウクライナへの1130億ドルの援助を承認した。しかし、共和党内ではキエフへの追加支援に対する反対が高まっている。この党の下院議員の大半はウクライナへのさらなる援助に反対している。
ホア・ヴー(出典:ロイター)
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