ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相率いる与党が圧勝したが、第2回投票に進む可能性が高い。
ギリシャ選挙の結果が発表された後、キリアコス・ミツォタキス氏が支持者らとともに祝う。 (出典:ロイター) |
5月21日、同日行われたギリシャ総選挙の暫定結果によると、開票率96%以上で、ミツォタキス首相率いる新民主党が40.8%の賛成票を獲得した。
注目すべきは、同党がクレタ島など左派の「拠点」とみなされている地域でも勝利したことだ。
2番目に大きな政党であるアレクシス・チプラス元首相率いる左派連合「急進左派連合」は、わずか20%の票しか獲得できなかった。
ギリシャ共産党(KKE)は7.2%の得票率を獲得し、都市部での投票率も上昇した。
一方、ヤニス・ヴァルファキス元財務大臣率いるメラ25党は、議席獲得に必要な3%の基準を突破できなかった。
この結果について、元国務長官でミツォタキス氏の側近であるジョルギオス・ゲオルペトリティス氏は次のようにコメントした。「新民主主義党が重要な勝利を収めるようだ…ギリシャ国民は過去を忘れず未来のために投票する…彼らは未来の世代のために投票するのだ。」
政府当局者らもこの結果をミツォタキス氏にとって「大きな勝利」と評した。
慣例に従い、公式結果の後、カテリーナ・サケラロプロウ大統領はキリアコス・ミツォタキス氏に連立政権樹立について議論する3日間の猶予を与える予定だ。しかし、側近らは、大統領は7月初めに予定されている新たな選挙で過半数政権の樹立を目指したいと語っている。
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