米当局は、先月ソマリア近海でSEAL隊員2名が死亡した事件の任務は「イランの武器を輸送する」船舶を阻止することだったと公に述べた。
先月ソマリア沖で米海軍特殊部隊の隊員2名が死亡した作戦に関する情報が、作戦中に逮捕された容疑者4名の起訴記録を米裁判所が機密解除したことを受けて、2月22日に公表された。記録によると、容疑者全員はパキスタンのパスポートを所持しており、イエメンのフーシ派にイラン製のミサイル部品を輸送していた船に乗っていた。
米軍はイエメンへ向かう途中で迎撃したイラン製ミサイル部品の画像を公開したが、時間は明らかにしなかった。写真: USCENTCOM
検察当局によると、この迎撃は1月11日夜、アラビア海のソマリア沿岸付近で行われたという。クリストファー・J・チェンバースとネイサン・ゲージ・イングラムの2人のSEAL隊員が戦闘中に死亡した。
特殊部隊が戦闘艇から容疑者の船に乗り込んでいたとき、船体に波が当たってチェンバースは滑って海に落ちた。イングラムはチームメイトを救おうと海に飛び込んだが、その後二人とも行方不明になった。
「この作戦で海軍特殊部隊の隊員2人が死亡し、容疑者らがイラン製の武器を違法に輸送するのを阻止した。これらの武器がフーシ派に渡っていたら、米軍を標的とし、航行の自由や重要な貿易ルートを脅かしていただろう」とリサ・モナコ米司法副長官は述べた。
モナコ氏はまた、イランからイエメンのフーシ派への「ミサイルと最新兵器の流入」が、この地域における米国とその同盟国の国民と利益を脅かしていると警告した。
検察によれば、米海軍は1月11日夜、ソマリア沖で武器を積んだ船に14人が乗っているのを発見した。中距離弾道ミサイルや対艦巡航ミサイルの部品も発見された。容疑船の乗組員全員はUSSルイス・B・プラーに移送され、その後米国バージニア州に移送された。
米司法省はその後、パキスタン国籍を持つムハンマド・パラワン、モハンマド・マザール、グフラン・ウラー、イザール・ムハンマドの容疑者4人を起訴した。パラワン氏は、最新鋭ミサイル部品の密輸を首謀し、船舶検査中に米沿岸警備隊に虚偽の供述をしたとして告発されている。
武器輸送船の残りの船員10人は事件の証人として米国で拘留され続けている。船員の中には、船はイランから出航したとFBIに語った者もいたが、パキスタンから来たと主張する者もいた。
一部の船員は、乗組員がイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)と定期的に連絡を取っていると語った。
テヘランは米国当局が発表した情報についてコメントしていない。一方、メリック・ガーランド米司法長官は、フーシ派やハマス組織、米国とその同盟国の安全を脅かす可能性のある武装集団にイランから武器を持ち込むのを支援する個人に対し、司法省は「あらゆる法的権限を行使して」対処すると強調した。
タン・ダン( AP通信による)
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