ロイター通信によると、日本の水産物の最大の輸出市場である中国も、日本からの食品関連書類、特に水産物を厳しく審査することになる。
中国税関は、日本の10都道府県からの食品輸入を禁止するとともに、日本が引き続き中国に輸出できる製品に含まれる放射性物質の監視と検出を強化すると発表した。
中国税関によると、これは日本が福島第一原子力発電所の処理済み放射能汚染水を海に放出する準備をしている状況下で、中国の消費者向けの輸入食品の安全を守るための措置だという。
2021年1月、福島原子力発電所にある放射性物質を含んだ処理水の入った容器。
共同通信スクリーンショット
この原発は2011年に日本北東部を襲った地震と津波によって大きな被害を受け、閉鎖されたが、放射能汚染の除去はまだ完了していない。
中国は数週間にわたって、日本の計画に対して公に強い反対の意を表明してきた。しかし、国連の国際原子力機関(IAEA)は今週、2年間の調査を締めくくる報告書を発表し、2011年の事故発生時に原発の原子炉で燃料棒を冷却するために使用された100万トン以上の水の放出開始を日本に許可した。
中国税関は、報告書は評価プロセスに関わったすべての専門家の意見を完全に反映したものではなく、結論は専門家全員の一致した承認を得ていないと述べた。
日本の原子力規制委員会は7月7日、福島第一原子力発電所の運営会社である東京電力に対し、放射能汚染水を海に放出する作業を開始することを承認した。ロイター通信によると、これがこのプロセスを実行するための最終手続きだという。
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