北朝鮮の千里馬1号ロケットが5月31日、東倉里の発射場で軍事偵察衛星「万里京」を搭載した。
朝鮮中央通信(KCNA)は10月10日、専門家の発言を引用し、北朝鮮の偵察衛星計画は米国の宇宙力に対抗するために「不可欠な」手段だと報じた。
北朝鮮国家宇宙技術局の専門家リ・ソンジン氏によると、米国は先制核攻撃能力を強化し、「世界の覇権」を確保するため宇宙を軍事化しているという。
専門家は、米国が宇宙力を拡大することでアジアにおける軍事力の強化を目指していると非難した。彼は、米宇宙軍のジョン・レイモンド司令官の最近の日本訪問と、宇宙軍の一部が昨年初めて合同演習に参加した韓国への派遣を振り返った。
同氏によれば、こうした動きは「反米・独立国への先制攻撃のシナリオを隠蔽するためのカモフラージュにすぎない」という。
米国はこの件についてすぐにはコメントしなかったが、同地域での活動は北朝鮮の抑止力となり朝鮮半島の平和維持を目的としているとこれまで何度も述べてきた。
北朝鮮は5月と8月の2度にわたり偵察衛星の軌道投入に失敗しており、10月に再度試みるとしている。
韓国が捕獲した北朝鮮の衛星は「軍事的に役に立たない」
朝鮮中央通信は別の記事で、北朝鮮に対する国連制裁の履行を確実にすることを目的とした「NEON作戦」に軍艦、航空機、人員を動員するというカナダの計画を批判した国際問題評論家のラ・ジョンミン氏の発言を引用した。
朝鮮半島情勢に関する動きとして、ロイター通信は10月10日、韓国国防省の情報として、米国の原子力空母「ロナルド・レーガン」が今週釜山港に入港すると報じた。
同艦は10月11日に到着し、10月16日まで滞在する予定。昨年、同空母は他の軍艦とともに約4年ぶりに韓国に戻った。
韓国海軍は、米海軍と自衛隊が10月9日から10日にかけて済州島近海で合同海上訓練を実施したと発表した。
韓国海軍の声明によると、2016年以来初の3カ国合同演習は、北朝鮮による「増大する核・ミサイルの脅威」を抑止し、対処することを目的としている。
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