11月20日のガーディアン紙によると、4月にトロント・ピアソン国際空港で発生した金塊24本と現金270万カナダドルの盗難は、カナダで最大級の盗難事件の一つだという。犯罪グループは偽造船荷証券を使って貴重品を盗んだ。
ピアソン空港のエア・カナダ機
10月、米国の現金管理会社ブリンカーズは裁判所への提出書類で、エア・カナダのセキュリティ不備が盗難につながったと主張した。盗難は貨物が空港の倉庫に到着してから42分後に発生した。
エア・カナダはこれに反論し、ブリンカーズが金と現金をスイスのチューリッヒからトロントへ、価値を申告せず、保険にも加入せず、セキュリティのために追加料金も支払わずに運んだと主張した。
ブリンカーズ社は、輸送費を追加料金で支払っており、エア・カナダの従業員は貨物に金塊と現金が含まれていることを知っていたため、箱の「特別な監視」が必要だと運送状に記していたと主張している。
訴訟の中でブリンカーズは、エア・カナダが貨物の取り扱い時に適切な警備を怠ったため、犯人らは偽造船荷証券のみを使って金貨を持ち去ることができたと主張した。このセキュリティの欠如により、泥棒は400キロの金と50キロ以上の現金を盗んで逃走した。
エア・カナダは、国際輸送を規制するモントリオール条約を引用し、紛失した貨物に対する賠償金の制限を要求した。エア・カナダは、この条約は同社の金銭的責任を制限するものであり、同社が原因ではない損失に対する損害賠償請求は過大であると主張している。
一方、ブリンカーズ氏は、条約の下では補償額に制限はないと主張した。裁判所は現在、事件と当事者の主張を審議中である。
CBCによると、警察は今のところ盗まれた金や現金を発見しておらず、窃盗事件に関連する容疑者も逮捕されていない。
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