6月26日、イランのエブラヒム・ライシ大統領はアルメニアのニコル・パシニャン首相と電話会談し、アルメニアとアゼルバイジャンの和平への道筋を示唆した。
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| イランのエブラヒム・ライシ大統領は、双方が互いの領土保全を認めれば、アルメニアとアゼルバイジャンの和平協定は前進するだろうと述べた。 （出典：ロイター） |
イラン大統領府によると、ライシ氏は電話会談で、互いの領土保全を認めることはアルメニアとアゼルバイジャン間の和平合意に向けた重要な一歩であると明言した。
さらに、イランの指導者は、両国間の国境は「安全保障上の雰囲気」から「経済的な雰囲気」にできるだけ早く置き換えられるべきだと述べた。
ライシ氏によれば、イランはコーカサスにおけるいかなる地政学的変化や西側諸国の存在にも反対している。なぜなら、外部勢力の出現はここにある問題を解決するのではなく、新たな問題を引き起こすだけだからだ。
さらに、イラン首脳は、テヘランと南コーカサス地域は歴史や文化において多くの類似点があり、イスラム国家は今後もこの地域との協力を推進していくと強調した。
1988年以来、ナゴルノ・カラバフの山岳地帯をめぐってアルメニアとアゼルバイジャンの間で紛争が続いている。
1994年の和平交渉の後、両者は停戦に合意したが、散発的な衝突は依然として発生している。
2020年9月27日、両国の国境沿いで新たな武力衝突が勃発した。その年の11月9日までにロシアが停戦を仲介し、両者は和平協定の交渉に合意した。
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