ロシアとウクライナの紛争の間中耐えてきた欧州最大の原子力発電所への脅威は、冷却水を供給しているダムが最近破壊されたことでさらに悪化した。
IAEA事務局長ラファエル・グロッシ氏がザポリージャ原子力発電所を訪問。写真: IAEA
ザポリージャでの戦闘激化により渡航が1日遅れたグロッシ氏は、潜在的なリスクを評価するために来訪した。 「状況が深刻であり、ダム決壊の影響が現実のものとなっていることは明らかだ」とIAEAの事務局長は述べた。
グロッシ氏は青いIAEA旗を掲げた白いジープに乗って原子力発電所に到着した。彼の車の後ろには装甲車が続いていた。彼はこの旅を「極めて困難」だが「重要」なものだと表現した。
同氏は、原発の冷却池にはまだ「十分な水」があると述べたが、それでも「大事故」が起きる可能性があるという「危険性」を世界に認識してもらいたいと語った。グロッシ氏にとって、戦争開始以来ロシアの管理下にあるザポリージャ原子力発電所への訪問は今回で3回目となる。
現在、ウクライナは占領下の東部戦線と南部戦線で大規模な反撃作戦を展開している。ウクライナの砲兵部隊は、ドネツクのバフムート前線のホットスポット周辺のロシア軍陣地への攻撃も継続した。
ウクライナ軍のオレクシー・グロモフ参謀総長は、6月初旬の攻勢開始以来、ウクライナ軍は7つの集落と100平方キロメートル以上の領土を奪還したと述べた。
一方、ロシア軍は、軍事施設やドローン製造施設を含むウクライナの都市を標的とした空爆で応戦すると発表した。
「昨夜、ロシア空軍は敵のドローン製造施設に対し長距離精密航空兵器による攻撃を実施した。指定された標的はすべて破壊された」とロシア国防省報道官のイーゴリ・コナシェンコフ中将は木曜日に述べた。
フイ・ホアン(TASS、AFP通信による)
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