ウッズホール海洋研究所(米国)の科学者たちは、健全なサンゴ礁から録音した音を放送し、サンゴの幼生を誘引して劣化したサンゴ礁に定着させることで、サンゴ礁の再生を助ける方法を発見した。
健康なサンゴ礁では、魚やエビが走り回る低周波の音がたくさんあるが、劣化したサンゴ礁では活動的な生物が少なくなり、そのため静かになると、研究の主執筆者である青木ナデジュ氏(写真左)は述べた。サンゴの幼生は、定着する場所を見つけるために、サンゴ礁から発せられる特定の信号に頼ることが多い。
実験結果によると、劣化した2つのサンゴ礁のうち、健全なサンゴ礁の音を録音したスピーカーシステムを設置した1つでは、サンゴの幼生が定着する率が平均の1.7倍、スピーカーを設置しなかったもう1つのサンゴ礁の7倍以上となった。
世界のサンゴ礁は、海洋生物種の約4分の1を支えているほか、食料や収入を海洋生態系に頼っている何百万人もの人々を支えています。
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