AFP通信は11月15日、司法筋の話として、2013年8月にシリアの首都ダマスカス近郊で1400人以上が死亡した攻撃について、反体制派がアサド政権の責任だと非難している戦争犯罪への共謀の疑いもあると報じた。
AFP通信によると、アサド大統領の弟でシリアのエリート軍部隊の事実上の指導者であるマヘル氏とシリア軍の将軍2人に対しても国際逮捕状が発行された。
フランス政府とシリア政府はすぐにはコメントしなかった。

シリアのバッシャール・アル・アサド大統領
パリにある同裁判所の人道に対する罪担当部署は2021年からシリアでの化学攻撃を調査している。
フランスは戦争犯罪および人道に対する罪の申し立てに対する世界的な管轄権を主張している。
この捜査は、NGOのシリア・メディア・表現の自由センター(SCM)、弁護士協会のオープン・ソサエティ・ジャスティス・イニシアチブ(OSJI)、シリアにおける人権侵害を監視する組織であるシリア・アーカイブによる共同訴訟の提起を受けて行われている。
SCMのマゼン・ダルウィッシュ議長はアサド氏に対する逮捕状について「これは重大な展開だ」と述べた。
ダルウィッシュ氏は、アサド氏らに対する訴訟は目撃証言とシリア軍の指揮統制システムの徹底的な分析によって裏付けられていると述べた。
2013年、活動家らはユーチューブに、子供を含む数十体の遺体が地面に横たわっている映像など、襲撃の影響を示すとする複数のビデオを投稿した。これらの画像は世界中で激しい怒りを引き起こした。
その後の国連報告書では、サリンガスが使用された明確な証拠があると述べられた。
また2013年、シリアは化学兵器禁止機関(OPCW)に加盟し、すべての化学兵器を放棄することに同意した。 OPCWはその後、シリア内戦中の一連の化学攻撃はダマスカスによるものだと非難した。シリア政府はこの疑惑を否定している。
2011年にシリアで内戦が勃発し、50万人以上が死亡し、内戦前の人口の半数が家を失った。
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