ロシアの原子力機関ロスアトムは12月5日、チュクチ砕氷船用の新型原子炉を発表した。これはアジアとヨーロッパを結ぶ北極海航路を開発するというモスクワの計画の一環である。
RITM-200原子炉の一部がバルチック原子力発電所の敷地に輸送されている。 (出典:モスクワタイムズ) |
ポドリスクでの贈呈式で、ロスアトムの技術部門であるZiO-ポドリスクの副所長ウラジスラフ・パイコフ氏は、RITM-200原子炉は最新の原子炉であり、現代の砕氷船のエネルギーシステムの一部であると語った。
パイコフ氏によれば、このタイプの原子炉は「従来の同様の原子炉よりも軽量で、コンパクトで、はるかに強力」だという。
一方、国営企業ロスアトムの北極海航路会社の副社長マキシム・クリンコ氏は、チュクチの砕氷船は2026年までにこの原子炉を使用できるようになるだろうと語った。
モスクワは、西側諸国の制裁下でも、氷が溶けることで促進される北極海航路の発展によって炭化水素をアジアに送ることができるようになると期待している。
原子力砕氷船は、必要な電力と燃料補給能力が限られているため、ディーゼル船よりも北極海航路に適しています。
ロシアは現在、世界で唯一の原子力砕氷船団を所有する国である。
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