IRNA通信社（イラン）によると、イランと米国は8月10日に捕虜交換で合意に達した。
この合意に基づき、米国にいるイラン人囚人5人とイランにいるアメリカ人囚人5人が交換される。 IRNAによれば、拘束されたアメリカ人は全員イラン出身だという。
イランは二重国籍を認めておらず、1979年のイスラム革命以来米国との外交関係を保っていない。
これらの被拘禁者の釈放に向けた進展は、ワシントンとテヘラン間の緊密な非公開交渉の末に実現した。
イランは6月、両国間の伝統的な仲介役であるオマーンを通じて米国との間接交渉を行っていることを確認した。
関連して、イラン外務省は8月10日、韓国の銀行が米国のこれまでの制裁により凍結されていたイラン資産の解放に同意したと発表した。
同省は、これらの資産は米国によって数年にわたって違法に凍結されていたとし、イラン側は米国から資産の解放に関する確約を得たと発表した。同時に、同省は米国が自国民数名を釈放すると発表した。
ロイター通信の情報筋によると、凍結された資金は60億ドル以上で、囚人交換取引の一部だという。
捕虜交換交渉は数週間にわたって行われ、9月に結論が出る見込みだ。米国のVNA特派員によると、ホワイトハウスは8月10日に捕虜交換合意に関する情報を確認したという。
ホワイトハウスは、合意に基づいて帰国したアメリカ人には、シアマク・ナマジ、モラド・タバズ、エマド・シャルギ、および身元を明かすことを望まない他の2人が含まれていると述べた。
米国国家安全保障会議の報道官エイドリアン・ワトソン氏は、米国人5人は全員刑期を終え、自宅軟禁状態にあると述べた。
米国は彼らの状態を可能な限り注意深く監視し続け、5人全員が米国に帰国することを確実にする。両者の交渉は継続中であり、米国はこの問題について詳細を明らかにしていない。
さらに、イラン国連代表部の声明では、上記の結果は第三者政府が仲介した人道協力協定の一環だと述べられている。これを受けて、イランと米国は双方から5人の囚人を釈放し、恩赦を与えることに合意した。
これらの囚人を刑務所から移送することは、この合意を実施する上で重要な第一歩となる。
VNA/ベトナム+によると
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