トランプ大統領は、ケビン・ラッド駐米オーストラリア大使が前大統領を繰り返し批判したため、同大使を追放する可能性があると警告した。
ドナルド・トランプ前大統領は3月19日のテレビインタビューで、ケビン・ラッド駐米オーストラリア大使についてコメントを求められた際、同大使が「少し不機嫌」だと聞いていると述べた。
「彼は最高の人物ではないとも聞いている。私は彼のことをよく知らないが、もし彼が敵対的であれば、長くは大統領職に就けないだろう」とトランプ氏は付け加えた。
ドナルド・トランプ前米大統領、3月19日フロリダ州パームビーチにて。写真: AFP
ケビン・ラッド氏(66歳)は、2007年から2010年と2013年6月から9月までの2期にわたりオーストラリア首相を務めた。2023年3月からは駐米オーストラリア大使に就任する。外交官としての職務に就く前、ラッド氏はトランプ大統領を「史上最も破壊的な大統領」「西側への裏切り者」と批判していた。ラッド氏は就任後、より融和的な姿勢を見せ、米国とオーストラリアは両国とも「強力な民主主義国家」であり、共和党幹部らとは「快適かつ円滑に協力してきた」と述べた。
トランプ氏は先週、11月の大統領選で共和党の大統領候補になるのに十分な代議員数を獲得した。世論調査によれば、彼とジョー・バイデン大統領は非常に接近している。
オーストラリア政府報道官はラッド氏を擁護し、「大使として素晴らしい仕事をしている」と述べた。
大使在任中、ラッド氏はオーストラリア、米国、英国間の安全保障条約であるAUKUS協定に基づく防衛協力の強化に注力した。この協定により、オーストラリアは原子力潜水艦やその他一連の米国の先進的兵器を開発できるようになる。
民主党議員ジョー・コートニー氏はXに、ラッド大使の任命によって両国の関係が強化されたと投稿した。 「彼は両党から尊敬され、賞賛されている。ワシントンDCの大使としては稀な功績だ」とコートニー氏は語った。
ケビン・ラッド氏は2022年に米国ワシントンD.C.で演説した。写真: AFP
フエン・レー氏( AFP通信、ガーディアン紙による)
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