ここ数カ月、ロシアの消費者はガソリンとディーゼルの卸売価格の高騰に直面している。 (出典:ブルームバーグニュース) |
ロシアエネルギー省の発表では、同国は「グレー」自動車燃料の違法輸出を防止するとしている。同省は「一時的な規制は燃料市場の飽和に役立ち、消費者にとっての価格を下げることになるだろう」と付け加えた。
同省によると、政府はこれまで、燃料市場の状況を安定させるため、市場への義務的供給量を増やしてきた。
ここ数カ月、国内の消費者はガソリンとディーゼルの卸売価格の高騰に直面している。
ロシアのアレクサンドル・ノヴァク副首相は、国内に燃料不足はないとしたものの、夏場には物流上の問題があることを認めた。
ノヴァク氏はTNF産業エネルギーフォーラムの傍らで記者団に対し、燃料価格の上昇は世界市場での石油生産コストの上昇と、対米ドルでのルーブル安によるものだと付け加えた。
一方、トレーダーらは、燃料市場は製油所のメンテナンス、鉄道の混雑、燃料輸出を促すルーブル安などの要因の影響を受けていると指摘した。
トレーダーや公式データによると、ロシアは9月最初の20日間の海上輸送によるディーゼルとガソリンの輸出量を8月の同時期と比べて約30%削減し、約170万トンとした。
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