スプートニクは、ロシア国防省の発表を引用し、同国の防空部隊が10月30日午後のクリミア半島への攻撃中にウクライナのストームシャドウ巡航ミサイル8発を迎撃することに成功したと報じた。
「10月30日午後1時頃、ウクライナがストームシャドー巡航ミサイル8発でクリミア半島を攻撃しようとしたが、阻止された。同地域のロシア防空軍が全ての標的を撃墜した」とロシア国防省は声明で述べた。
ストームシャドウミサイルは7月にザポリージャ地方でロシアの防空軍によって撃墜された。 (写真:スプートニク)
クリミア半島への最近の空爆では、ウクライナは英国から供給されたストームシャドウミサイルを使用して、港湾都市セヴァストポリにあるロシアの黒海艦隊本部を攻撃した。
ウクライナはこれまで、ロシア領土やクリミア半島にドローンやミサイルを繰り返し使用してきた。
英国とフランスが提供したSCALP/ストームシャドウ巡航ミサイルは、2022年後半のHIMARSロケット砲のように、ウクライナ軍の戦力を劇的に増強するのに役立つと期待されている。
観測者たちは、射程距離が最大250キロ、弾頭重量が450キログラム以上、誘導モードが複数あり、レーダーで探知されにくいなどの利点を持つSCALP/ストームシャドウが、ウクライナの反撃で重要な役割を果たしたと考えている。
しかし、ロシア軍は、SCALP/ストームシャドウの迎撃に成功し、ミサイルの部品を無傷で捕獲したと繰り返し主張している。
ロシアは現在、ストームシャドウに対抗するため、長距離防空システムS-400、S-300、近距離で作動するBuk-M3およびBuk-M2発射装置などの兵器を保有している。
トラ・カーン(出典:スプートニク)
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