ニューヨーク・タイムズ紙は民間の情報筋の話として、イスラエルがワシントンに相談することなくシリアのイラン大使館を攻撃したことに米国当局が憤慨していると報じた。その後、イスラエルは米国に無断で通知を送った。
また、ニューヨーク・タイムズによれば、米国当局者は公的にはイスラエルへの支持を表明していたものの、内心ではイスラエルがワシントンに相談することなくイランに対して遠慮なく行動したことに憤慨していたという。
4月1日のイスラエルの空爆により、シリアのイラン大使館が破壊された。(写真:AP通信)
情報筋は、米国当局は「難しい立場」に置かれていると感じており、緊密な同盟国であるイスラエルの重要な行動を知らなかった一方で、長年のライバルであるイランはイスラエルへの報復の意向を事前に表明していたとも付け加えた。
米当局者によれば、イスラエルはワシントンに計画を伝えるのをギリギリまで待っただけでなく、シリア攻撃後には米国に「比較的低レベルの通知」しか行わなかったという。さらに、シリアでの攻撃の標的がどれほど機密性の高いものになるかについてもアメリカは知らされていなかった。一方、この攻撃は2か月前に計画されていた。
報道によれば、イスラエルのシリア攻撃計画は3月に始まり、標的はイラン革命防衛隊(IRGC)傘下のシリアとレバノンを担当するコッズ特殊部隊の司令官、モハメド・レザ・ザヘディだったという。
イスラエル国防省の内部記録によると、3月22日、イスラエルの戦争内閣がこの作戦を承認した。 4月1日、イスラエルはダマスカスのイラン大使館の建物を空爆し、標的を完全に破壊した。革命防衛隊は、この攻撃で指揮官2名を含む部隊員7名が死亡したと発表した。 4月2日現在、シリア保健省は、この攻撃でシリア人4人が死亡、13人が負傷したと発表した。
ニューヨーク・タイムズによれば、イスラエルは「攻撃の影響を過小評価していた」ことを認めたという。複数の米国当局者も、イスラエル当局は「イランが武力で対応しないと想定したのは重大な誤算だった」と述べた。
イスラエル国防軍(IDF)のデータによると、先週末、IRGCはイスラエル領土への初の直接攻撃として、300機以上のドローンとミサイルをイスラエルに向けて発射した。イスラエル国防軍のダニエル・ハガリ報道官は、イスラエルは無人機を含むイランが発射した空中目標の99%を迎撃したと述べた。
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