米国は5月24日(現地時間)、NASAMSの防空システムと関連装備のウクライナへの2億8500万ドル相当の売却を承認したと発表した。
NASAMS システムはテスト中に起動します。写真: レイセオン |
米国防安全保障協力局(DSCA)は、このシステムはウクライナの防衛能力を高め、国民と重要なインフラを守るのに役立つだろうと述べた。
DSCAによれば、この売却はパートナー国の安全保障を強化し、ヨーロッパの政治的安定と経済発展の促進に貢献することで、米国の外交政策における国家安全保障目標の達成にも役立つという。しかし、この合意には、ウクライナに米国政府の職員や請負業者を追加することは含まれていない。
米国国務省はこの取引を承認しており、DSCAは取引の審査と承認の責任も負う米国議会にも通知した。
米国を含む多くの国がこれまで数百億ドル相当の軍事装備でウクライナを支援してきたが、今回の米国の武器供給は商取引である。
* 一方、カイサ・オロングレン国防相は5月24日、オランダ議会に宛てた書簡の中で、同国はウクライナのパイロットにできるだけ早くF-16戦闘機を操縦する訓練をさせたいと述べた。
オロングレン氏によれば、この訓練はベルギー、デンマーク、英国と調整される予定だという。他の国もこのプログラムに参加する可能性があります。
同日、ノルウェーのビョルン・アリルド・グラム国防相は、ウクライナのパイロットがF-16戦闘機を操縦するための訓練プログラムをノルウェーが支援すると述べた。しかし、ノルウェー政府はウクライナにF-16戦闘機を提供するかどうかまだ決定していない。
先週、ジョー・バイデン米大統領はウクライナのパイロットにF-16を操縦する訓練を行うプログラムを支持し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はバイデン氏に対し、F-16戦闘機がロシア領内に侵入することはないだろうと保証した。
北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ事務総長は5月23日、ウクライナのパイロットにF-16の操縦訓練を行うことで、NATOがロシア・ウクライナ紛争の交戦国になるわけではないと述べた。西側諸国はまた、NATOとロシアの間に直接の対立を引き起こすことを望んでいないと繰り返し主張している。
一方ロシアは、F-16戦闘機のウクライナへの移転により、この紛争におけるNATOの役割に対する疑念が高まると考えている。
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