ブルームバーグによれば、ジョー・バイデン米大統領の政権がウクライナへの追加軍事支援策を検討するのは来月になるという。バイデン氏が11月17日に署名した新たな予算案にキエフへの援助が含まれていないという事実は、このことを部分的に示している。
ウクライナに対する米国の新たな援助は12月中旬まで、あるいはそれ以上延期される恐れがある。これにより、バイデン政権がウクライナ政府に約束した武器供給を維持できるかどうかという疑問がさらに高まる。
ウクライナが同盟国から受け取る軍事援助の大部分は米国からのものだ。 (写真:ニューヨーク・タイムズ)
ブルームバーグ通信は、米国防総省報道官の発言を引用し、米国政府は資源不足を理由にキエフへの軍事援助の流れを制限し始めたと報じた。
共和党からの圧力により、米議会はウクライナへの新たな支援策の検討を2024年まで待たなければならないかもしれない。米国国家安全保障会議報道官ジョン・カービー氏も、ウクライナへの援助資源は限界に達したと警告した。
ジョン・カービー氏は「紛争は激化しており、ウクライナへの支援を継続するわれわれの能力は限界に達している」と強調した。
ブルームバーグの報道は、ジョー・バイデン大統領が11月17日午前0時の期限前に暫定支出法案に署名し、11月16日(現地時間)の土壇場で米政府閉鎖の可能性が回避された後に出されたものだ。
元国防総省の上級安全保障政策アナリスト、マイケル・マルーフ氏はスプートニクに対し、補正予算にはウクライナとイスラエルへの援助要請は含まれていないと語った。これは、これらの国々が近いうちに米国からさらなる援助を受けることはないということを意味している。
ウクライナが米国の援助に代わる資金をどうやって調達するかとの質問に対し、マルーフ氏はキエフは既存の予算を節約して使うことを学ぶべきだと述べた。
カービー氏は今月初め、ロシアがウクライナで特別軍事作戦を開始して以来、米国はキエフ政府に割り当てられた資金のほぼ96%を費やしたと述べた。
「我々は援助プログラムの約96%とウクライナに対する追加の安全保障支援資金の90%以上を使用した」とカービー氏は述べた。
ロシアが特別作戦を開始して以来、西側諸国はウクライナに対し軍事・経済援助を行っており、主なスポンサーは米国である。ロシアは、これはウクライナ紛争を激化させ、長期化させるだけだと繰り返し主張している。
トラ・カーン(出典:スプートニク)
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