米国のジャネット・イエレン財務長官は7月8日、北京で中国の何立豊副首相と会談した。
米財務省は9月22日、世界を代表する2つの経済大国の間で定期的な政策協議の場を提供することを目指し、米中間の経済・金融問題に関する2つの新たな作業部会を設立すると正式に発表した。
ロイター通信が引用した声明によると、両グループは定期的に会合を開き、イエレン米財務長官と何立豊中国副首相に報告することになる。
経済ワーキンググループのカウンターパートは中国財政部となり、金融ワーキンググループのカウンターパートは中国人民銀行となる。
2つの作業部会は、イエレン氏が7月に北京を訪問した後に設置された。同氏はそこで賀氏や他の高官と会談し、長年悪化していた両国関係を再構築し、経済・金融問題に関する意思疎通を図った。
イエレン氏はソーシャルネットワークXへの投稿で、作業部会は「米国の利益と懸念を伝え、米国の労働者と企業にとって公平な競争条件の下で両国間の健全な経済競争を促進し、世界的な課題に関する協力を推進するための重要なフォーラムとして機能するだろう」と述べた。
「特に意見が異なる場合には話し合うことが非常に重要です」と彼女は書いている。
財政省と中国人民銀行はともに、経済・金融作業部会の設置を確認する声明を発表したが、これらの問題に関する意思疎通と調整を強化することがその目的であると述べた以外、詳細はほとんど明らかにしなかった。
米財務省当局者によると、イエレン氏は中国当局に対し、米国はこれらのグループを活用して、問題を抱える発展途上国の債務再編、気候変動対策資金、マネーロンダリング対策など、世界的な課題について中国とのあらゆる協力を推進していくと改めて表明したという。
2つの作業部会の設置は、米国の政策を説明するために輸出管理作業部会を設置することで先月ジーナ・ライモンド米商務長官が中国当局と合意したことを受けてのものでもある。
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