12月11日、国連マリ平和維持活動(MINUSMA)は軍事政権の要請により部隊を撤退させ、同国における10年間の展開を正式に終了した。
国連マリ平和維持活動(MINUSMA)は、アフリカの国における安全と秩序の確保に重要な役割を果たしている。 (出典:AFP) |
MINUSMAのエル・ガシム・ワネ代表は、ミッションは達成した成果に誇りを持って撤退するだろうが、活動の限界も認識していると述べた。
計画によれば、MINUSMAは2024年1月1日の撤退完了期限後、マリ当局への装備品の引き渡しなどの最終手続きを行う予定だ。
ウェイン氏は、これらの最終作戦に関与していない人員は全員12月31日までにマリから撤退すると強調した。
MINUSMAはマリの機関や市民社会団体と協力し、西アフリカの国でいくつかの和平協定を促進し、教育、保健、食糧安全保障、水へのアクセスの分野で数多くの現地プロジェクトに資金を提供してきた。
2013年からマリに派遣されているMINUSMAには、65か国から11,700人の兵士が参加している。昨年6月、マリの軍事政権は、両者の関係悪化を受け、MINUSMAに国外退去を求めた。
MINUSMA部隊がマリから撤退したことで、領土の支配をめぐって北部で争う武装集団間の戦闘が激化した。
2023年6月30日に安全保障理事会で採択された国連決議2690号は、「MINUSMAの協調的かつ秩序ある安全な撤退は2023年12月31日までに完了し、ミッションの解散は2024年1月に開始される」と規定している。
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