ロイター通信は本日(6月26日)国連の報告書を引用し、禁止薬物コカインの需要と供給が世界中で爆発的に増加し、メタンフェタミン取引がアフガニスタンを含む従来の市場を超えて拡大していると報じた。
報告書によると、コカインの栽培と総生産量は、入手可能な最新データである2021年に過去最高を記録し、その後も着実に増加を続けている。世界中のコカイン使用者の数も、同時期に記録された推定2,200万人から増加している。しかし、コカインの押収率も上昇していることは朗報だと報告書は述べている。
2022年12月にホンジュラス警察の捜査中に麻薬が発見され、押収された。
「現在、世界はコカインの供給と需要の双方において持続的な増加を目撃しており、この影響は世界的に感じられており、従来の国境を越えた新たな市場の発展を促す可能性がある」と国連薬物犯罪事務所(UNODC)は6月25日に述べた。
報告書ではさらに、世界のコカイン市場は依然として南北アメリカ大陸と西ヨーロッパ、中央ヨーロッパに集中しているものの、最も急速な成長はアフリカ、アジア、南東ヨーロッパなどの発展途上市場で起きているようだと付け加えている。
メタンフェタミンについては、押収量の約90%が東アジア・東南アジアと北米の2つの地域に集中しているものの、データによればこれらの市場は安定している一方、中東や西アフリカなど他の地域では密売が依然として増加している。
UNODCはさらに、アフガニスタンで生産されたメタンフェタミンの押収は、世界の違法コカイン生産量の80%を占めるこの国の経済が変化していることを示していると指摘した。
「(アフガニスタンにおける)違法ヘロインとメタンフェタミンの生産の関連性、そして両市場が並行して発展するのか、あるいは一方が他方に取って代わるのかについては疑問が残る」と報告書は付け加えた。
リリーフウェブのポータルサイトによると、UNODCの報告書はまた、違法薬物がもたらす課題、違法薬物経済による環境破壊と人権侵害、合成薬物の優位性の高まりに関連した経済的・社会的不平等についても指摘している。
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