アントニオ・グテーレス国連事務総長は国連のセッションで、慢性的な資金不足と記録的な人道支援ニーズがシステムを「危機的」レベルにまで押し上げていると警告した。
アントニオ・グテーレス国連事務総長が米国ニューヨークで演説。 (写真:THX/TTXVN)
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は6月21日、人道支援のニーズが高まっているにもかかわらず、世界的に人道支援活動の「慢性的な資金不足」が続いていると強調した。
ジュネーブのVNA特派員によると、国連経済社会理事会のセッションで演説したアントニオ・グテーレス事務総長は、持続的な資金不足と記録的な人道支援の必要性により、システムが「危機的」な状態に陥っていると警告した。
アントニオ・グテーレス事務総長は、国連は2023年上半期に必要な資金の20%しか受け取っていないと述べ、「危機の中に危機」が生じていると語った。
この予算危機を解決できなければ、人道援助のさらなる削減は避けられない。
これに先立ち、6月19日には、国際援助国は、220万人が家を追われるほど深刻な人道危機に見舞われているスーダンに対し、約15億ドルの援助を約束していた。
会議前に国連は、今年のスーダンへの人道支援要請額25億7000万ドルのうち17%しか集まっておらず、また同国から逃れる難民を支援する要請額5億ドルのうち15%しか集まっていないと発表していた。
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