しかし、最高指導者アリー・ハメネイは、そのような合意の条件がイランの原子力産業に影響を与えてはならないと強調した。
イランの最高指導者アリー・ハメネイ師は6月4日、テヘランで演説した。(出典:AP通信) |
6月11日、イランの核プロジェクトの展示会を訪問した際、イランの最高指導者アリー・ハメネイ師は米国との潜在的な核協定に言及し、「核協定に問題はないが、イランの核産業には手出ししてはならない」と断言した。
「イスラムの理想に基づき、我々は核兵器を保有したくない。…だが、もしそれが実現しなくても、彼らは我々を止めることも、これまでの核開発の進歩を変えることもできない」と彼は述べた。
国際原子力機関(IAEA)が先週発表した、イランが2023年初頭の二国間協定に基づく核査察の要求に部分的にしか協力していないとする情報に関して、同氏はイスラム共和国が国連の核監視機関と今後も協力していくと断言した。
これに先立ち、6月10日にはフランスのエマニュエル・マクロン大統領がイランのエブラヒム・ライシ大統領と電話会談を行っている。フランスの指導者は、テヘランの核計画について懸念を表明し、同国に対し、明確かつ検証可能な緊張緩和措置を講じるよう、また、国際的な義務とIAEAに対するこれまでの約束を守るよう求めた。
6月9日、イランの国連代表部も、同国が核開発計画に関して米国と「暫定合意」に達したとの情報を否定した。
米国国家安全保障会議戦略調整官のジョン・カービー氏も、そのような文書に関する情報を否定した。
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