イランの最高指導者、トランプ大統領の警告を受けて強硬な声明を発表

イランの最高指導者アリー・ハメネイ師は3月12日、ドナルド・トランプ米大統領がイランが交渉を拒否した場合の軍事行動の可能性を警告したことを受け、米国の脅しは「賢明ではない」と述べた。

AFP通信によると、イランの最高指導者ハメネイ師は3月12日、首都テヘランで行われた学生との会合で、「米国は軍事力行使をちらつかせている。私の見解では、この脅しは賢明ではない。イランには報復能力があり、必ず反撃するだろう」と述べた。

イランの最高指導者アリー・ハメネイ師は3月12日、テヘラン（イラン）でイランの学生たちと会談した。

ハメネイ師のこの発言は、イランのメディアが、イランのアラグチ外相がアラブ首長国連邦（UAE）の高官アンワル・ガルガシュ氏を通じてトランプ大統領からの書簡を受け取ったと報じたことを受けて行われた。

トランプ大統領は3月7日、イランの最高指導者に書簡を送り、イランの核開発計画について新たな協議を促す一方、イランが拒否した場合は軍事行動を起こす可能性も警告したと述べた。

ハメネイ師は、まだ個人的に書簡を受け取っていないとしたものの、米国による協議への招待は、米国は交渉の用意があるがイランはそうではないと示唆することで「国際世論を欺く」ことが意図されていると述べた。

「我々は何年も座って交渉してきたが、この人物は完成し署名された合意を投げ捨て、破棄した」とハメネイ師は、トランプ政権の最初の任期中に米国が2015年の画期的な核合意から離脱したことに言及して付け加えた。

イランは核爆弾をより速く製造する方法を研究している

トランプ大統領は1月にホワイトハウスに戻って以来、イランが核兵器開発を目指しているとの懸念から「最大限の圧力」による制裁政策を復活させるとともに、テヘランとの新たな核合意を求めている。テヘランはこれらの疑惑を否定している。

イランは米国が制裁を解除するまで直接交渉を行うことを公式に否定しており、AFP通信によると、ハメネイ師は3月12日、米国との交渉では「制裁は解除されず、制裁はより厳しくなるだろう」と述べた。

「もし我々が核兵器を製造したいのであれば、アメリカはそれを止めることはできない。我々が核兵器を保有しておらず、核兵器を求めていないのは、我々自身がそのような兵器を望んでいないからだ」とハメネイ師は述べた。

国政の最終決定権を持つハメネイ師は、イランは「戦争を望んでいないが、もしどちらかが行動を起こせば、我々は断固とした対応をとる」と強調した。

出典: https://thanhnien.vn/lanh-tu-toi-cao-iran-ra-tuyen-bo-ran-sau-canh-bao-tu-tong-thong-trump-185250313081703657.htm