米中央軍(CENTCOM)は、3月9日早朝、紅海の米国および同盟国の標的を攻撃するためにイエメンのフーシ派が発射した無人航空機(UAV)15機を米海軍が撃墜したと発表した。
フーシ派支持者たちは2024年3月8日、パレスチナ人への支持を表明するためにイエメンの首都サナアに集まった。 (出典:AFP) |
米中央軍(CENTCOM)は、米海軍の艦船と航空機がイエメンのフーシ派の無人航空機(UAV)15機を撃墜したと発表した。これらのUAVは3月9日早朝、紅海地域で米国と同盟国の標的を狙っていた可能性がある。
CENTCOMはXウェブサイト(旧Twitter)で、軍が現地時間午前4時から午前6時半の間に紅海とアデン湾で「イランが支援するフーシ派勢力」による大規模攻撃に対応していると述べた。
CENTCOMによると、無人航空機は「この地域の商船、米海軍、連合軍の艦艇に対する差し迫った脅威」と特定された。
フーシ派は昨年11月中旬以降、紅海を通過する貨物船に対しミサイルやドローンによる攻撃を繰り返している。フーシ派は、この行動はイスラエルによるガザ地区での軍事作戦に対する抗議だと主張した。
この攻撃により世界の海運が混乱し、一部の船会社は南アフリカを回る長距離ルートに貨物を迂回せざるを得なくなり、コストの上昇につながっている。これにより、ガザ地区におけるイスラエルとハマスの紛争が拡大し、中東の不安定化がさらに進む可能性があるという懸念も高まっている。
先月、米国と英国は、複数のパートナーの支援を得て、紅海での攻撃をやめるようフーシ派に圧力をかけるため、イエメンのフーシ派の拠点への攻撃を開始した。
2月27日、フーシ派はイスラエルがガザへの攻撃を停止した後にのみ紅海の国際船舶への攻撃を再考すると発表した。
フーシ派報道官のモハメド・アブドゥルサラーム氏は、パレスチナ人を支援する活動だけではフーシ派が紅海への攻撃を止めるのに十分ではないと強調した。むしろ、フーシ派はイスラエルが軍事攻撃とガザ地区の包囲を終わらせた場合にのみ攻撃を停止するだろう。
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