ポーランドの考古学者らは、手足が胎児のような姿勢で丸まった、非常に保存状態の良い完全な骨格を発見した。
墓には約7,000年前の遺骨が納められていた。写真: Pawel Micyk/Lukasz Szarek
遺跡はクラクフのスロムニキにある町の広場の改修工事中に、周囲の陶器とともに発掘されたと、アンシエント・オリジンズが5月22日に報じた。スロムニキの遺跡を発掘したガルティ・アース・アンド・エンジニアリング・サービスの考古学者パヴェウ・ミチク氏によると、線状土器文化(LBK)に属する陶器の様式から判断すると、遺跡の年代は7,000年前の可能性があるという。
ミシク氏によると、酸性でない化学組成を持つ緩い土に埋葬されていたため、骨格は非常に良好な状態で保存されていたという。
「現時点では誰が埋葬されたのか特定できないが、今後の人類学者による分析で新たな情報が明らかになるかもしれない」とミシック氏は語った。さらに考古学チームは、炭素年代測定法を使ってこの人物がいつ生きていたかをより正確に特定することを計画している。
専門家らは遺骨の隣で火打ち石の破片も発見した。墓の上部が平らになっていたため、副葬品の一部が損傷した。
「これは本当に興奮させる、非常に重要な発見です。この墓は、南からカルパティア山脈を越えて6千年紀にポーランドに到着した最初期の新石器時代農民のものです」とワルシャワ大学の考古学教授、マウゴジャタ・コット氏は語った。
「古代農民の文化、特に埋葬の習慣については、まだほとんど何も分かっていません。彼らは死者を集落内や別の墓地に埋葬していましたが、墓地は比較的稀です」とコット氏は語った。おそらく、新たに発見された骨格はこれらの人々についてさらに詳しい情報を与えるだろう。
トゥ・タオ(古代の起源によると)
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