欧州連合(EU)は1月3日、ウクライナ戦争をめぐるロシアからの宝石輸入禁止の一環として、ロシアのダイヤモンド大手アルロサとそのCEOに制裁を課した。
具体的には、EU27カ国は世界最大のダイヤモンド採掘会社アルロサとそのCEOパベル・マリニチェフ氏を、EU内でのビザ発給禁止と資産凍結の対象となる「ブラックリスト」に追加した。
EUは2023年12月にロシアからの天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの輸入、購入、譲渡を禁止することに合意した。この禁止措置は、ウラジーミル・プーチン大統領がウクライナで特別軍事作戦を開始して以来、EUが待ち望んでいた対モスクワ制裁措置の第12弾の一部である。
輸入禁止は3月1日に発効し、当初はロシア産のダイヤモンドと宝飾品が対象となり、9月1日からはラボで製造されたダイヤモンドとダイヤモンドを組み込んだ時計も対象に拡大される。
この禁止措置は、ロシア政府の歳入をさらに圧迫し、クレムリンの「軍資金」を枯渇させようとするEUとG7諸国による広範な取り組みの一環である。
ロシア国営のPJSCアルロサはモスクワのダイヤモンド生産量の90%を占めており、その価値は2022年までに約40億ドルに達すると予想されている。
EUは声明で「同社はロシア連邦政府に多大な収入をもたらす経済部門の重要な一翼を担っている」と述べた。
ロシアが2022年2月にウクライナに軍を派遣して以来、EUは約1,950の個人および団体に制裁を科しており、EUがウクライナとその国民を「必要な限り」支援し続けるという確固たる決意を強調している。
ミン・ドゥック(ユーロニュース、RFE/RLによる)
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